結婚内祝いの「礼状」はこう書く!友達・親族・上司向け例文
結婚祝いを貰ったとき、お礼の品を送る際に手紙を添えるのは大人のマナーです。
ただ分かっていても「何を書けばいいの?」と悩みますよね。
そこで今回は、内祝いに添える礼状の書き方を紹介します。
書き方の時期や手紙の内容、親戚&友達向けの例文もピックアップ。内祝いに手紙を添えて感謝の気持ちを伝える参考にして下さいね。
内祝いを送るタイミングはいつがベスト?
お祝いを頂いた時は、なるべく早めに対応するのが◎。
ただ目安のタイミングがあります。
結婚式を挙げる場合は、挙式が終わって1ヶ月以内がベスト。もし挙式をしていない場合は、新婚旅行や新居に移って1ヶ月以内を心がけましょう。
ただし、お礼を送るのは…です。お祝いが届いた当日には、電話で直接連絡するのを忘れずにして下さいね。
「お礼状」は縦書きが正解?それとも横書き?
お礼を書くとき、何で書こうとしていますか?
便箋それともハガキ?縦書きor横書き?と謎がいっぱいです。
一番正式な礼状は「便箋に縦書き」が基本。
親戚など目上に対してお礼を書く場合は、便箋に縦書きがベストです。
ただし、友人など親しい関係の場合には、横書きで書いたりハガキを使って書いたりしても特に問題なし。
また、「結婚しました!」の報告用のメッセージカード等を利用する方法も人気です。
お礼状を書くのは、結婚式に参加していない人がほとんど。だから、結婚式当日の様子を写した写真を添えるお礼を伝えれば相手も喜んでくれますよね。
他にも、贈って頂いた品物を実際に使っている様子や、新婚旅行の楽しげな写真を「お返し」に添える場合も◎。
ただ単にお礼を書くよりも効果的です。
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手紙の全体構成はこうしよう!
次は手紙の内容についてです。
全体の構成は次の通り↓
- 時候の挨拶
- お礼の言葉
- 今後のお願い
- 結びの言葉
- 名前(旧姓)・住所・連絡先
これが基本の流れです。
親戚用に少しかたく書く時も、友達向けにカジュアルに書く場合も基本の流れは一緒。
「目上の人向け」の手紙の書き方(例文)
上司などの目上の人には、やや堅苦しい表現はどうしても必要です。手紙マナーを守った書き方が無難ですよ。
では書き方ですが、先ほど伝えた全体の流れで文を考えます。
1.時候の挨拶
『謹啓、★★の候 ◯◯様におかれましてはご清祥のこととお喜び申し上げます』
★★に入る言葉は下の図から送るときの季節を選びます↓
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
---|---|---|---|---|---|
極寒 | 向春 | 早春 | 陽春 | 新緑 | 初夏 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|
盛夏 | 晩夏 | 初秋 | 錦秋 | 晩秋 | 師走 |
2.お礼の言葉
『この度は私達の結婚に際してまして
お祝いの品をいただき
誠にありがとうございました
ささやかではございますが
内祝いのしるしとしまして 心ばかりの品をお贈りいたします』
3.今後のお願い
『今後は力を合わせて温かい家庭を築いていく所存です
未熟な2人ではございますが
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます』
4.結びの言葉
『本来ならばお伺いするべきところ
まずは略儀ではございますが書中にてお礼申し上げます
敬具』
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「親戚」宛にお礼状を書く(例文)
次は親戚編です。
硬すぎず、砕けすぎず、ちょうど良いバランス感覚の文章を心がけます。
1.時候の挨拶
『拝啓 木々が色づく季節となりました (季節に合わせた表現)』
2.お礼の言葉
『この度は
お心遣いをいただいて
ありがとうございました
ささやかながら
内祝いのしるしに
心ばかりの品を贈ります』
3.今後のお願い
『これからは2人で力を合わせて明るい家庭を築いていきます
近くにお立ち寄りの際には
ぜひ新居にも遊びにいらして下さい』
4.結びの言葉
『末筆ながら ◯◯様の健康とご多幸をお祈り申し上げます
敬具』
「友人や同僚」へ書く手紙の例文
普段の自分達を知っている友人や同僚。
堅苦しい表現で手紙を書くと「いつもはそんな言葉使わないのに、他人行儀…」という印象に。マナーは守りつつ方苦しくない文章にするのがコツです。
1.時候の挨拶
『まだまだ暑い日が続いてますが元気にしていますか?』
2.お礼の言葉
『素敵なコーヒーメーカーありがとうございました!
早速2人で飲んでみたけど、最近のコーヒーメーカは本当に美味しいね
毎朝使うのが本当に楽しみです。』
3.今後のお願い
『まだまだ未熟な2人だけど ◯◯さんのような温かい家庭を目指して頑張ります!』
4.結びの言葉
『また近くに来たらぜひ新居にも遊びに来てくださいね
夫婦2人でお待ちしてます』
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句読点はつけないのがマナー
例文を読んでいて「あれ?」と思った人も多いと思いますが、「句読点」はお礼では不要です。
お祝い事では「区きりや終わりをつけない」のがルール。
ついつい、いつもの癖で書きがちですが、年上に送る手紙こそ気をつけて下さいね。
忌み言葉もタブー
最後に例文では書いていませんが、「忌み言葉」も手紙ではNGです。
別れるや切る、離れる、終わる、敗れる、冷える、帰る、再び、いろいろ、いよいよ…など、重ね言葉もダメ。
手紙の例文が書けた後、忌み言葉が入っていないか最終チェックして下さいね。
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